訪問1件目 ~4つのドメーヌを経営しながら、小区画に拘る!~

背後にそびえるのは、石灰岩の岩山「アルピーユ」です。
ここはミストラル、真っ白な石灰質土壌、そしてカベルネ・ソーヴィニョンブレンドの影響で、南フランスとしては比較的洗練されたスタイルになります。この生産者が所有するのは4つのドメーヌです。(2つはここレボー・ド・プロヴァンス、2つはシャトーヌフ・デュ・パプ)
レボー・ド・プロヴァンスは標高300ⅿ程に畑があり、どれも引き締まっていて、余韻に塩味を帯びたミネラル感が綺麗に広がります。
特に近年フランスでも人気と需要が高まるロゼワインにその特徴が良く表現されていました。

訪問2件目 ~二人の女性が伝統を継承するこの地の実力派~

訪問2件目は、1950年代にこの地で最初にコンクリートタンクの使用を始めている生産者で、同じくレボー・ド・プロヴァンスに居を構えています。ここは「ラ・ヴィネでレボーと言ったらこの蔵元」というような存在で、ミストラルによる微気候が存在する畑を58ヘクタール所有しています。今年は8月10日から収穫が始まったという事なので、ほとんどのワインは発酵が終わり、熟成の段階となっていました。そのなかでも一つだけマロラクティック発酵を終えたばかりの2022年の白ワインがあったので試飲させてもらいました。熟度の高い果実感が残り、これからの変化を期待させる仕上がりでした!


あのゴッホが訪れ、描かれたワイナリー!

この蔵元のあるキュヴェのラベルには、あのゴッホの風景が載せられているんです!1889年、この地を訪れたゴッホが秋の紅葉が深まるこのワイナリー前まで来て描いたとか。なんとも、興味深いストーリー性を持ったラベルなんですね。
来月のセミナーではこの絵の複製版を皆様にご覧頂こうと思いすので、楽しみになさってください。 明日は、ラングドック地方を西へ進みます!

恵比寿ワインマートスタッフ