省エネ!ばらいろワインペアリング部

ワインペアリングって、敷居が高いイメージがありませんか?
でも、せっかく買ったワインですから、お家でも相性の良い料理と楽しみたい。

そこで、このコラムでは、お家で、少ない手間で、しっかりと楽しめるペアリングを目指します。
いわば、省エネでバラ色のペアリングを探求する活動。

楽しくなければ、意味がない。
省エネじゃなければ、ばらいろじゃない。
“ばらいろワインペアリング部” 、はじめます!

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第10回「タコスに極旨赤ワイン。ストリートフードが、ディナーに変わる瞬間」 - 恵比寿ワインマート

第10回「タコスに極旨赤ワイン。ストリートフードが、ディナーに変わる瞬間」

EC部の西岡です。寒い日が増えてきましたね。11月は、収穫を終えたブドウ畑の葉が赤や茶色に色づき、近づく冬の気配を感じさせる季節。 アメリカ随一のワイン産地、カリフォルニア州ナパヴァレーも例外ではありません。ピケット・ファイアや、生産量調整に揺れ続けたナパですが、秋の深まりとともに、ようやく少し肩の力を抜ける頃合いでしょうか。 今回ご紹介するワイン w1-000010930784100 テイスティング 色調は深みのあるルビー色で、軽くグラスを回すと長めのレッグが光ります。香りはブルーベリーやダークチェリー、カシス、そしてチョコレートのリッチなアロマが広がり、コンポートのように凝縮された果実の甘やかさが鼻腔をくすぐります。口に含むと、ぎゅっと詰まった甘酸っぱい果実が一気に広がり、口中を満たします。次に現れるのは、柔らかく丸みのあるタンニンと、リコリスや黒胡椒のスパイス。そして軽くスモーキーなオークのニュアンスが重なり、深みと複雑さを演出します。飲み込んだ後には、まろやかさの中にしっかりとしたアルコールのボリューム感が残り、果実の甘みとシガーのような深みが、余韻として長く続きます。ワインを飲み慣れた妻も、一口味わって「美味しい!」と目を輝かせるほど。人懐っこい果実味に深みを兼ね備えた、ナパの魅力がつまった赤ワインです。 合わせる料理タコス・デ・カルニタス(豚の煮込みタコス) レシピ <材料>(3〜4人分) カルニタス・豚スペアリブ骨付き:900g・オレンジジュース:250cc・塩:10g・ローリエ:1枚・タコス用スパイスミックス:大さじ1 サルサ・トマト:2個(角切り)・ライム果汁:1/2個分・香草:お好みで・塩:味を見ながら加える ワカモレ・アボカド:2個・サルサ・メヒカーナ:大さじ1・塩・ライム:味を見ながら加える トルティーヤ・マサ粉:400g・塩:少々・水:1カップ程度 ※市販トルティーヤでもOK <手順> カルニタスを作る:豚肉に塩すり込み、15〜30分ほど休ませてから、フライパンで焼き目をつける。圧力鍋に移してシーズニングをまぶし、ローリエ、オレンジジュースを加える。 加圧して1時間煮込む。火を止めて圧が抜けたら、蓋を取り汁気1/3くらいになるまで煮詰める。 粗熱が取れたら、骨を外して身をほぐす。ほろっほろで、骨周りのゼラチンもたっぷり! グリルプレートに移し、グリルで表面がこんがりするまで焼く。溶け出した脂でグツグツ。ここで一気に香ばしさが出る。 サルサを作る:材料を細かく切って混ぜる。味を見ながら塩やライムを調整。 ワカモレを作る:アボカドを潰し、サルサを少し加え、塩・ライムで味を整える。 トルティーヤを作る:マサ粉に食塩と水を加えて滑らかになるまでこね、ピンポン玉状に分ける。薄くプレスして鉄板で両面焼き、濡れ布巾の下に重ねて蒸らす。 仕上げ:トルティーヤにワカモレを塗り、カルニタスをのせ、サルサ・メヒカーナを添える。軽くライムを絞って、手づかみでどうぞ! ペアリングポイント タコスやブリトーがほぼ日常食レベルで浸透しているアメリカ。中でもカリフォルニアは歴史的にもメキシコと縁の深い土地柄。ストリートフードとしてのタコスならやっぱりビールが主流ですが、ホームパーティでワインと合わせても、なんら不自然ではありません。爽やかな白ワインもなかなかの相性ですが、辛くしすぎなければ赤ワインだってよく合うんです。特に、しっかりと味の染み込んだカルニタスは、ジューシー&スモーキーな赤ワインとの相性がピッタリ!唯一の欠点は、右手とワイングラスのステムが油っぽくなることくらいでしょうか?大人のカジュアルとして、気の置けない仲間や、家族と楽しみたいペアリングです。 ぜひ、週末など時間のある時に、挑戦してみてください!
第9回「南イタリアにひとっ飛び♪ 自然派オレンジワインと、しらすのパスタ」 - 恵比寿ワインマート

第9回「南イタリアにひとっ飛び♪ 自然派オレンジワインと、しらすのパスタ」

ようやく秋めいた空気が漂い始め、ワインの旨みをじっくり味わいたくなる季節になりましたね。
そんな時におすすめなのが、イタリア南部・プーリア州の自然派オレンジワインです。

プーリア州はオレンジワインの生産が盛んな地域。郷土感を意識したパスタを合わせれば、食卓は小さな“南イタリア”に早変わり。

……残念がら、私のキッチンから海も白い街並みも見えませんが、ペアリングが届けてくれる「旅気分」を味わいましょう!

第8回「餃子 × ワインの可能性は無限大。今夜はピノ・グリで、いかがでしょう?」 - 恵比寿ワインマート

第8回「餃子 × ワインの可能性は無限大。今夜はピノ・グリで、いかがでしょう?」

今回は、残暑の夜にもぴったりな、アルザス産の美味しいピノ・グリをご紹介。
さらに、このワインに相性抜群の、ひと味違うアレンジ餃子も、合わせてお楽しみください!

ピノ・グリに合わせてどんな具材を選んだのか…それは読んでのお楽しみです!

第7回「海を超えて…バスクと日本を繋ぐ、チャコリと川魚のペアリング」 - 恵比寿ワインマート

第7回「海を超えて…バスクと日本を繋ぐ、チャコリと川魚のペアリング」

バスク地方の伝統的な白ワイン「チャコリ」。

夏にぴったりのその爽やかな酸味と、潮風のようなミネラル感は、なんと日本の夏を代表する川魚「鮎」とも抜群の相性です!

ひんやり冷えたチャコリと、鮎の塩焼きが、夏の食卓に涼を届けてくれます。

第6回「夏だ!海だ!ピノ・ノワールだ!ヘッド・ハイな波と、カリフォルニアの風が育てた赤ワイン」 - 恵比寿ワインマート

第6回「夏だ!海だ!ピノ・ノワールだ!ヘッド・ハイな波と、カリフォルニアの風が育てた赤ワイン」

カリフォルニアのサーフカルチャーと深い縁を持つヘッド・ハイ・ワインズのピノ・ノワールに合わせるのは、スパイシーなサルサや、爽やかなライムの風味を纏った、「ビーチスタイル」のサーモングリル!

「アクティブに夏を満喫したい!」そんな気分にピッタリのペアリングをご提案します。

第5回「梅雨の救世主!爽やかロゼ泡で初夏のマリアージュ」 - 恵比寿ワインマート

第5回「梅雨の救世主!爽やかロゼ泡で初夏のマリアージュ」

スペイン・ペネデスのロゼスパークリング「カバス・ヒル ピノ・ノワール ロゼ」は、
ベリーの果実味、香ばしいトースト香、しっかりとした酸味が魅力の1本。
華やかでありつつ、芯のある力強さ、余韻の長さが印象的な本格ワイン

この深みある味わいに合わせたいのは、旬の鰹を使った“ひと工夫”の和の一皿
おろしポン酢の酸味と薬味の香ばしさが、ワインの持つ要素と心地よく重なります。

第4回「まさかの相性!南アの白ワインに、和のおかず」 - 恵比寿ワインマート

第4回「まさかの相性!南アの白ワインに、和のおかず」

南アフリカの老舗ワイナリー、ステレンラストのシュナン・ブランは、 きりっと冷えたグラスから広がる柑橘や青リンゴの香り、 熟した果実のふくらみと芯のあるミネラル感が魅力の白ワイン。

 今回、この爽やかな1本に合わせたのは、 日本の“定番おかず”をちょっとアレンジした一皿。 甘酸っぱさとスパイスのアクセントが、 ワインの果実味や酸にぴったりと寄り添います。

 
初夏の食卓を彩る、軽やかで美味しいペアリング。 ぜひお楽しみください。

第3回「ジューシーが止まらない!家飲みに最高の赤が、とろける夜を連れてくる」 - 恵比寿ワインマート

第3回「ジューシーが止まらない!家飲みに最高の赤が、とろける夜を連れてくる」

濃厚で果実味豊かなワインに、甘みと酸を併せ持つトマトソースがぴったり!
ソースの甘酸っぱさが、ワインのジューシーな果実味と響き合って、互いの魅力を引き立てます。

さらにサルシッチャの凝縮した旨みとハーブの香りは、ワインの持つ奥深さを引き出し、味わいに深みを与えます。

手軽ながらも満足感のあるペアリングは、ご自宅で気軽に楽しむ週末のディナーにぴったり。甘酸っぱくとろける夜を、お楽しみください!

第2回「絶妙マリアージュ!実力派ドイツ白ワインにおまかせ」 - 恵比寿ワインマート

第2回「絶妙マリアージュ!実力派ドイツ白ワインにおまかせ」

どうも。恵比寿ワインマートEC部の西岡です。

花粉症がピークですね!私も例にもれず、薬とマスクでなんとか乗り越える日々。

そんな時ふと思いました。「ワイン産地にも花粉症があるんだろうか?」
ヨーロッパの広大なブドウ畑が、もし花粉を飛ばしたら……考えただけでも恐ろしい!

でも、調べてみると面白いことがわかりました。

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第1回 「自然派ボルドーワインのペアリング」 - 恵比寿ワインマート

第1回 「自然派ボルドーワインのペアリング」

どうも。恵比寿ワインマートEC部の西岡です。

のど飴に凝ってます。
最近、少し咳があったので必要にかられて買い始めたのですが、色々試しているうちに楽しくなっちゃって。
ハーブが効いたもの、トローチっぽいもの、蜂蜜系・・・各社が工夫した味の違いを比べるのが面白くなりました。こうした味わいのバランスの妙って、ワインにも通じるなと感じます・・・

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