こんにちは、ラ・ヴィネの店長 阿保です。
アミアンを起点にシャンパーニュ、ブルゴーニュと南下してきましたが、今日は日曜日で生産者訪問は基本無しなので、この日を利用して大きく移動します。
朝のブルゴーニュは比較的良さそうなお天気、予報でもパリ近郊以外はそれなりに天気は良さそうでよかった~
早速、ブルゴーニュを朝経って、一路フランスの南西部へ向かいます。
2時間ほどの移動で、途中休憩で立ち寄ったヴィシー近郊のサービスエリアの売店をぶらついたら、ラ・ヴィネでも長年お付き合いする蔵元ドメーヌ・ガルディアンのほぼ全てのラインアップが陳列され、そしてファミリーののぼりまで出ていてびっくりです。
次回は是非立寄らせていただきます!
さて、ミシュランタイヤで有名なオーヴェルニュ地方のクレルモン・フェランの大都市を抜け、更に南西へ進みます。
いつもだったら是非立寄りたいオーヴェルニュ地方の生産者も、カオールの生産者も横目に、フロマージュで有名なロカマドールもそのまま通り過ぎ、たどり着いたのはトゥールーズの北隣モントーバンの街です。休憩入れてやく6時間です。
夕方となる17時頃ですが、まだまだ日は高くて明るいですね、今日は異動だけのつもりでしたが、明日朝訪問を予定していた生産者が、明日から瓶詰め作業で忙しいから日程変更してくれとのことで、日曜でもいいのかと尋ねるとOKとのことで夕方の訪問です。
こちらもラ・ヴィネではお馴染みの生産者シャトー・ラ・コロンビエールです。
2017年の訪問から、今ではビオ認証も取り、益々注目度を上げているコーヴァン夫妻の蔵元です。
とりあえず久しぶりなので、ネグレット種や蔵元のスペシャリテである白葡萄のブイセレの話を聞きながら、フィリップに畑を案内してもらいました。
シャンパーニュやブルゴーニュでは、今年は雨も多くて寒い4~5月でまだ花も咲いていませんが、さすが南仏エリアらしく、既に葡萄になっていました。
ブイセレ種は植え付けられたばかりなのですが、ガメイ種の樹に接ぎ木しており、そのため既にレベルの高い葡萄が収穫できているそうです。納得!
フロントン&ガイヤックのお勉強には最適な葡萄の系統図です。普通のソムリエは必相としないと思いますが、ラ・ヴィネのソムリエは活用度大、覚えなくちゃ!
今回2022年のコロンビュル、かなり濃厚です。色合い観たら全然違うのが分かります。
久しぶりの訪問と、蔵元で直接テクニカルな話を聞きながらのテイスティングはとても刺激的です。直近で仕入れて販売していた商品が2019~2020年のワインだったので、蔵元で味わった2021~2022年のワインの違いや魅力を実感できたのはとても嬉しいですね。
さて、ブルゴーニュやシャンパーニュなど、多くの方が見ればわかるような世界的に知られたキラキラ生産者訪問から、一転して、地方色豊かな地酒を生産する蔵元巡り、むしろラ・ヴィネらしさ全開だと思います。
ラ・ヴィネのファン=フランス各地の地酒ファンという構図もありまして、そんな方々への啓蒙と、オリジナリティーある「事売り」のできる唯一のフランスワイン専門店らしい道を進みたいですね。
日曜日でしたが、長距離移動と共に、素晴らしい地方の地酒を堪能して凄い満足とでした。
明日からまたこのエリアの素晴らしいワインをテイスティングしていきたいと思います。