ゴッセ　キュヴェ・スザンヌ・ゴッセ NV (BOX)

ゴッセ キュヴェ・スザンヌ・ゴッセ NV (BOX)
GOSSET CUVÉE SUZANNE GOSSET NV

ゴッセ家の歴史は、家系の祖先である「アイとマレイユの領主」ジャン・ゴッセ（1484～1556）まで遡ります。「メゾン・ゴッセ」の起源は、アイの領主兼市会議員であったピエール・ゴッセがネゴシアン事業を立ち上げようと決意した1584年に遡ります。16世代にわたる直系が、アイ・シャンパーニュ地方における彼の仕事を引き継ぎ、一族の伝統的な職人技に基づくシャンパーニュ・ゴセのノウハウが受け継がれるように努めてきました。1993年末に、シャンパーニュ・ゴセは家族経営のルノー・コアントロー・グループに加わり、それ以来同グループはゴッセ・スタイルを守ることを使命としてきました。20世紀後半、シャンパーニュ・ゴッセとコアントロー家との提携、およびゴッセ・セレブリス・ヴィンテージ・キュヴェの誕生により、このシャンパーニュ・ハウスは最も名声の高いシャンパーニュ・ハウスの1つとして認められるようになりました。4世紀以上にわたり、ゴッセのシャンパーニュを支える家伝のノウハウを継承するために、あらゆる努力が払われてきました。1584年、アイの醸造家で市会議員でもあったピエール・ゴッセは、自らのブドウ畑で栽培したブドウから、主に赤ワインを主体としたスティルワインを醸造しました。ジャン・ゴッセは1760年、後にゴセ・シャンパーニュ・メゾンの象徴となるアンティークボトルを初めて使用しました。このボトルは、かつてゴッセ家が代々受け継いできたボトルコレクションの一部であった限定モデルです。その名は、原料となるガラスペーストの「アンティークガラス」色に由来しています。この非常にエレガントなボトルには、アルベール・ゴセにちなんで名付けられた「ネックレス・メダリオン」として知られるネック・ラベルが付いており、すぐにそれと分かります。私たちは常に完璧さを追求しながらワインを造り続けています。シャンパーニュ・ゴッセが造るすべてのワインは、フレッシュさとワイン本来の風味の究極のバランスを特徴としています。それぞれが際立つ個性を持つ「グラン・ヴァン・ド・シャンパーニュ」は、この地域のテロワールの真正さと多様性を反映し、シャンパーニュ地方全域に広がる140haのブドウ畑で栽培された厳選されたブドウから豊かな恵みを引き出します。これにより、様々なクリュのブドウから豊かな味わいを引き出し、ヴィンテージごとに調和のとれたシャンパーニュを造り出すことができます。こうしてゴッセのスタイルは受け継がれ、毎年、一目でそれとわかるシャンパーニュが生まれるのです。ゴッセ・スタイルは、深いワインの風味の前に、素晴らしいミネラルの新鮮さが感じられます。独創的なワインのスタイルは、果実本来のフレッシュさを保つ独自の醸造プロセスによって実現しています。このプロセスは、ワイン本来の豊かなアロマ表現を引き出し、長期熟成を可能にすることを目指しています。これにより、比類のない豊かさ、バランス、そして複雑さを体感できるワインです。
このキュヴェは、1955年から1965年までメゾン・ゴッセの社長を務めたスザンヌ・ゴッセ（1885～1970）に敬意を表して造られました。彼女は、メゾンのスペシャリティの一つであるロゼ・シャンパーニュを、その美しい色合いを引き立てるため、透明なガラス瓶で提供するよう側近を説得しました。1947年、このシャンパーニュは透明なボトルで提供された最初のロゼ・シャンパーニュとなりました。
このロゼワインは、シャルドネを多く使用することで、フレッシュさとストレートさをブレンドにもたらす一方、ムニエとピノ・ノワールがしっかりとした骨格とフルーティーさを醸し出しています。キュミエール産の赤ワインは、ピュアで熟した果実の風味を引き出すよう、丹念に醸造されています。ベースワインは、ブレンドと瓶詰めの前に、一次醗酵の澱と共に9ヶ月間熟成させ、その後、二次醗酵の澱と共に少なくとも60ヶ月間熟成させたキュヴェです。最初に感じるのは、チェリーやプラムといった赤い核果のアロマです。時間とともに熟したピンクグレープフルーツと白桃の濃厚なアロマが広がります。口に含むとクリーンでフレッシュな味わいが広がり、口の中で包み込むようなテクスチャーが広がります。緊張感と滑らかなフルーティーさが絶妙に調和し、余韻には柑橘系のフレッシュなアロマがほのかにミネラル感とともに長く残ります。

輸入元：パシフィック洋行