ジャン・マリー・ブズロー　ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・フォラティエール 2022

JEAN MARIE BOUZEREAU PULIGNY MONTRACHET 1ER CRU LES FOLATIÈRES 2022

16世紀からムルソーに住んでいるブズロー家は元々は石や樽を作っていてフランス革命後に畑を開墾。10世代以上の長きに渡ってブドウ栽培を続けている生産者です。現当主ジャン・マリー氏はボーヌの醸造学校を卒業後、アメリカとオーストラリアのワイナリーで研修を行って経験と見識を積み、1994年にドメーヌに参入しました。彼の2人の祖父はそれぞれムルソーとヴォルネイのブドウ栽培家だったので、その畑を引き継いでヴォルネイ、ポマール、ボーヌの赤ワインを。ムルソー、ピュリニーの白ワインを造っており、現在は9haの畑を所有しています。畑は自然環境を尊重して出来るだけ農薬を使わないリュット・レゾネ農法。シャルドネは手摘みで収穫後すぐに圧搾してから24時間掛けて低温で澱引き。その後、228Lの樫樽に移して21℃で数週間アルコール発酵をし、12ヶ月以上熟成させて軽くフィルターに掛けてから瓶詰します。ピノ・ノワールは手摘み収穫後、選別をしてから100%除梗。琺瑯タンクで低温浸漬して色やアロマを出し、櫂入れをしながらアルコール発酵を10～14日間行います。熟成は228Lの樫樽で16～18ヶ月間行い、ノンフィルターで瓶詰します。酵母は白も赤も自然酵母を使用しています。
「カイユレ」、「ピュッセル」、「クラヴァイヨン」そして「フォラティエール」の4つの1級畑が交差する場所に畑を所有しています。広さは僅か0.2はで年間600本ほどしか生産されておりません。東南東向きの斜面で土壌は小石が多く散らばる粘土石灰質、ブドウは1980年に植樹されました。新樽30%の樫樽で発酵、12ヶ月熟成しています。アーモンドのマカロンのような甘く魅惑的な香り、マンゴーやマンダリンのようなエキゾチックな果実味が豊かで粘性がありとても滑らか。シャルドネらしさが良く出ており、たっぷりした旨味で余韻も素晴らしく長く、魚介や甲殻類、白身肉、フォワグラと共に楽しめます。

輸入元：フィネス