どうも、7月ですね。ついに来てしまいましたね。本格的な夏が。
突然ですが、最近の私のコラム、紹介する料理の「手軽さ」が加速気味です。いや、暑くて料理が面倒になったわけではありません(ここ重要です)。
今回ご紹介するスペイン・バスク地方の微発泡ワイン「チャコリ」。現地では大衆酒場でワイワイと楽しまれる、これ以上なくフレンドリーな一本です。
ということは……そうです。このワインを前に何時間もキッチンに立つのは、むしろ野暮というもの。あえて手間をかけないことこそが、このワインへの敬意なのです。
……という、もっともらしい言い訳が整ったところで(笑)、今夜は市販のピザクラストで楽しむ、超「高タイパ」なおうちバルを開店しましょう!
今回ご紹介するワイン
バスクから届いた、チャコリの逸品です。
造り手のイナシオ・ウルソラ家は、環境に配慮したサステナブルな農法で丁寧にブドウを育てています。最大の特徴はその栽培環境。海岸沿いの低地に密集する一般的なチャコリの畑と異なり、彼らの畑は海岸から8km、標高350mほどの陽当たりの良い内陸の斜面に位置。高地ならではの寒暖差が、ワインに美しく伸びる酸味と、豊かなアロマをもたらします。
グラスに注ぐと切り立てのレモンやライムのような清涼感のある香り。口に含むと、きゅっと引き締まった爽快な酸味と、大西洋の潮風を感じる「ほんのりとした塩気」。アルコール度数も低めで、スイスイ飲める軽快さ。そして、発酵の過程で自然に生まれる、キメの細かい微発泡が心地よく舌を刺激します。ダイニングに涼しい海風が吹き込むような、爽やかさです。
チャコリといえば、お馴染みの高い位置から注ぐパフォーマンス「エスカンシア」があります。これをすることで強すぎる酸や、尖った炭酸を落ち着けるメリットがあるのですが、このワインの場合は普通にグラスに注ぐだけで、ちゃんと美味しい状態が完成しているので、安心です。
このワインに合う料理
オイルサーディンと新玉ねぎのピザ

レシピ
材料
・ピザクラスト:1枚
・オイルサーディン(缶詰):1缶
・新玉ねぎ:適量(薄切り)
・レモン:適量(薄切り)
作り方: ピザクラストにオイルサーディンを並べ、新玉ねぎとお好みでチーズを散らします。缶詰に残ったサーディンの旨みオイルを少し回しかけます。予熱したグリルで綺麗に焼き目がつくまで数分間焼きます。焼き上がったら、フレッシュなレモンスライスを散らして完成です。
ペアリングポイント
イワシの濃厚な旨みやコクを、チャコリのほんのりとした塩味が受け止め、オイル分を引き締まった酸が程よくリフレッシュしてくれます。仕上げにトッピングしたレモンも、相性を引き上げてくれるポイントですね。
今回は他にも「生ハムとルッコラ」、「スモークサーモンと小松菜」のピザを用意しました。
※チーズが苦手なメンバーがいるので抜きですが、お好みで追加してください

ベースの生地は同じでも、具材を変えるとチャコリとのハーモニーもガラリと変わります。生ハムのしっかりとした塩気や、ルッコラのハーブ感、スモークサーモンの薫香も、それぞれにワインのキャラクターを引き立ててくれます。
チャコリを片手に、自由な気持ちで「こっちの組み合わせもいいね!」なんて言いながら、味の変化を楽しむピザパーティーはいかがでしょうか?





