アルマン・ルソー シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ グラン・クリュ 2021 [GV]

アルマン・ルソー シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ グラン・クリュ 2021
ARMAND ROUSSEAU CHAMBERTIN CLOS DE BÈZE GRAND CRU 2021

強豪揃いのジュヴレ・シャンベルタンにおいて、最も尊敬を集めるドメーヌがアルマン・ルソー。ドメーヌの設立は20世紀の初め。婚姻によって畑を拡張した後、シャルム・シャンベルタン、クロ・ド・ラ・ロッシュ、シャンベルタンなど、フィロキセラ禍と第一次大戦の余波で価格の暴落したグラン・クリュを買い取り、ドメーヌの礎を築きました。このドメーヌのモットーとして各クリマの平均樹齢を40年以上に保つことがあり、そのため定期的な植え替えを行っています。ブドウ栽培においては認証こそ取得していないものの、事実上のビオロジックで除草剤や殺虫剤は使用しません。また、現当主のエリック・ルソーは、ブドウの過熟を嫌い、ジュヴレ・シャンベルタンでもかなり早い時期に収穫を始めることで知られています。それこそがルソーのワインに共通して感じられる優雅さの鍵であり、各クリマの微妙な違いがワインに反映される秘訣です。この「クロ・ド・ベーズ」は、九つあるグラン・クリュの中でもシャンベルタンと共に別格視される最高のグラン・クリュ。完熟したレッドカラントやイチゴ、ベイリーフの素晴らしい香りが広がり、とても複雑で上質なタンニンとのバランスが最高。洗練された後味には抜群の緊張感と強さがあります。