どうも!EC部の西岡です。
9月に入ったというのに、夏の熱気が居座り続け、秋の気配はどこへやら…。
「早く涼しくなって〜!」と空に叫びたくなる日々が続きます。
でも、そんな残暑が続くからこそ、爽やかな白ワインを楽しむことができます。
今回は、残暑の夜にぴったりな、アルザス産のピノ・グリをご紹介。
さらに、このワインに相性抜群の、ひと味違うアレンジ餃子も、合わせてお楽しみください!
今回ご紹介するワイン
手摘みや自然発酵にこだわった、アルザスで3代続く家族経営のドメーヌの白ワインです。
テイスティングコメント
軽く冷やしてグラスに注ぐと、色調はストローイエロー。
香りは、爽やかな柑橘から蜜りんご、洋梨やカリンなど、みずみずしい果実のニュアンス。
さらに黄色い花や、石灰的な香り、そしてわずかにクミンのようなスパイス香が重なります。奥行きがあり、どこか上品な印象があります。
口に含むと、滑らかな質感の口当たり。
熟した果実の、蜜っぽい甘やかさが優しくふくらみ、ジューシーで丸みのある印象です。
中盤はフルーティーな酸や、ミネラリーなコクが姿を現し、舌の上に厚みとしっかりとした旨みを感じさせます。
飲み込んだ後は、アルコールの温かみと、ふくよかな果実のボリューム感のある余韻が続きます。後に残る、軽いほろ苦さが、味わいの深みを際立たせてくれます。
全体として、品があって涼やかな印象と、ピノ・グリならではの力強さと充実感が重なり合った、アルザスの懐の深さを感じられる、辛口の白ワインに仕上がっています。
合わせる料理
「パプリカとレモンの爽やか餃子」

レシピ
<材料>(3〜4人分)
餃子
・餃子の皮:30枚
・紫玉ねぎ:40g
・黄パプリカ:100g
・キャベツ:40g
・豚ひき肉:200g
・塩:3g
・生姜すりおろし、胡椒:少々
タレ
レモン:大さじ1
オリーブオイル:大さじ1
塩:1g
蜂蜜:1g
柚子胡椒:1g
<手順>
餃子の具を用意
ボウルに豚ひき肉を入れ、生姜、塩胡椒を加えてよく混ぜます。
紫玉ねぎ、パプリカ、キャベツのみじん切りを肉のボウルに加え、全体を混ぜ合わせます。
餃子の皮にこの具をのせ、包みます。
餃子を焼く
フライパンに油を熱して餃子を並べ、そこにお湯を餃子の半分くらいの高さまで注ぎ、蓋をして蒸し焼きにします。水分がなくなったら蓋を取り、底面がカリッとするまで焼き上げます。
タレを用意
タレの材料をよく混ぜ合わせます。ドレッシングのようなイメージですね。
焼きあがった餃子を皿に盛り、タレを添えてお召し上がりください。
ペアリングポイント
コクとボリューム感のある白ワインなので、魚介ではなく肉料理を選びました。
餃子は中身やタレを工夫すれば、様々なワインとペアリングできるオールラウンダー。
今回は、ワインから感じる黄色い花や果実の香りからヒントを得て、具材に黄パプリカを選択。フルーティーな甘味がワインとの橋渡しに一役買ってくれますよ。
タレも、レモンとオリーブオイルをベースに、ワインに寄り添うように工夫しています。
柚子胡椒を加えると、ほどよい刺激と風味の変化が生まれ、面白さが生まれますが、ここはお好みで。わさびに変えても良いかもしれませんね。
ぜひ、自由なアレンジでお楽しみください!

もうひとつのペアリング──今晩のBGMは?
Bill Withers
照明を少し落とし、肩の力を抜いて"Lovely Day"で乾杯しましょう!